演習想定

気象情報の想定

台風第6号の進路予想図(20日9時)
令和4年5月22日9時の予想
24時間降水量の予想

5月16日に日本の南東海上で発生した台風第6号は発達をつづけ、非常に強い勢力のまま北に進んでいる。5月19日以降、梅雨前線は本州上に停滞し、台風からの暖かく湿った空気の影響で九州から関東地方の広い範囲で降雨となっている。
今後、台風の接近により、天竜川上流域においても降り始めからの雨量が過去最大規模になることが予想されるため、美和ダム、小渋ダム及び箕輪ダムをはじめとした県管理ダム、利水ダムでは、19日7時より事前放流を行い、ダムの水位を下げ、洪水調節機能を強化している。天竜川上流域では、20日以降、断続的に雨が降り続いており、22日午前9時までの総雨量は、流域平均雨量で200mmを超え、多いところでは350mmを超えており、局地的に時間100mmを超える猛烈な雨に見舞われている地域もある。美和ダム、小渋ダムでは22日7時より洪水調節を開始しており、箕輪ダムをはじめ、県管理のダムでも洪水調節を開始しているが、天竜川の水位は各所で急激に上昇しており内水による浸水被害が各地で発生。天竜川上流域では、今後さらに250~300mmの降雨が予想され、天竜川では計画高水位を上回る大出水となる見込みであり、飯田市天竜峡地先では午前10時頃に最高水位に到達すると予測される。また、長野県南部の山間部では、大規模な土砂崩れや土石流が発生する可能性が高く、孤立集落の発生も危惧される。

洪水の想定

台風に刺激された前線による記録的豪雨により、天竜川本川では計画高水位を上回る大出水となる。本川堤防や護岸はいたるところで被災を受け、管内各地で内水による浸水被害や支川の氾濫が発生する。

大規模土砂災害の想定

長時間の降雨に飽和状態となっているところへの台風の接近に伴う激しい降雨により、山間部のいたる所で土石流や土砂崩落が発生。特に三峰川上流域において、大きな土砂崩落が発生し、三峰川は河道閉塞が生じている。